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201310/3

めん一(足利のラーメン店)


ラーメンほど、「地域の個人店」が愛されるお店はないかもしれません。

本日はそんな、地域に愛されるお店をご紹介します。

坂西地区に住んでいる人なら誰でも知っている――。
そう言ってしまっても過言ではないくらい、地元住民にはおなじみのお店。
「めん一」はそういうお店です。

昭和60年に開業したこのお店の外見は、地方ならよくありそうないわゆる「フツー」のお店。
メニューは醤油、味噌、塩と定番の3つのラーメンがそろっていて、これもいわゆる「フツー」のラーメン店。
けれど「フツー」なだけでは、地域の人の「おなじみ」にはなれません。

めん一のラーメンはどれも飽きがこない味ですが、中でも「ここでしか食べられない!」とファンが多いのがわさびラーメン。

マスターが「うちにしかない看板商品を」と試行錯誤した結果生み出されたというこのラーメンは、さっぱりした塩味にわさびの風味がピリリと効いて、なんとも大人味の一品です。

特にお酒の後の「シメ」の一杯として人気が高いらしく、ツウの人は、スープの上にのせられたわさびをあらかじめ小皿に出しておいて、自分の好きなようにわさびを入れながら食べていくのだとか。
こだわりの生わさびは、あらかじめ言っておけば少なめ、多めと調整もしてくれるそう。

もちろん、ラーメンには欠かせない餃子にもこだわりが。
餃子の餡はキャベツにニラ、ネギにひき肉とこれもいわゆる「フツー」ですが、特徴的なのは、作る工程で機械を使っていなこと。
キャベツは開店前にすべて人の手で細かく切り、餃子を包むのももちろん手作業。
一日千個ほど作るという餃子をすべて「手巻き」にするのにはもちろん理由があり、マスターいわく「機械だと余分な空気が入っちゃって、おいしくないんだよ」とのこと。

パリパリ、ふっくらに焼けた餃子は、一人で2枚はペロリと食べられてしまいそうなおいしさです。

めん一の麺はどれもお店の手打ちで、健康面にも気を遣って胚芽が入っています。スープは豚をベースにとってあり、あっさりさせるために骨は入れていないそう。
広いお座敷もあるので、イベントがあった日の打ち上げにみんなで宴会に来るもよし。
夕飯を作るのが面倒になった時に家族で来るもよし。
もちろんラーメン好きな人が一人で来るもよし。
狭くて広い足利にはたくさんラーメン店がありますが、坂西地区へやってきたときには、ぜひ寄ってほしいお店です。(編集部:茂木)

めん一

場所めん一
栃木県足利市葉鹿町750-1
備考営業時間:11:00~21:30(ラストオーダー)
定休日:木曜日
電話番号:0284-62-0080
別室宴会場あり

※この記事に掲載されている情報は取材当時(2013/10/03)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

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satoko motegi

足利生まれ、足利育ち。坂西地区出身・在住。 大学・社会人時代は神奈川と東京で過ごすも、長女の出産を機に足利に戻り、現在は東京(職場)と足利を行ったり来たりの生活を送る。 二児の母。

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