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市民球団 全足利クラブ 「夢舞台への結束」
市民球団「全足利クラブ(以下チーム)」は、財政面や練習時間などあらゆる面で環境の違う大企業のチームに勝ち、新たな歴史を歩みはじめた。
7月18日から12日間、東京ドームで開かれる第85回都市対抗野球大会に、全足利クラブが出場する。予選を勝ち抜いて、三十六年ぶり2回目となる本大会出場の切符をつかんだのである。
そこで今回は野球に詳しくない方も応援したくなるような、チームの背景を書いてみた。
① 地元企業の協力・理解
チームは今年、新入部員6名を迎えた。この6名は市役所に入った一人を除き、市内の企業に就職している。
選手のほとんどが市内の企業で働いている。
企業は野球の打ち込める環境の一貫した理解や応援をサポートしている。
② 市民の協力・理解
親会社を持たない市民球団であるチームは、後援会組織(サポーター)に支えられている。
足利市や近隣で行われる試合には多くの市民が駆けつけ熱心に応援する光景が見られる。
③ 伝統
チーム結成から60年あまり市・企業・市民が一体となり支えてきたチーム。こんな市民球団は全国どこを探しても「ない」と言っても過言ではない。
④ 愛されるチーム
リンク先をご覧いただきたい。都市対抗予選に敗れたチームや他クラブチームからもおめでとうのメッセージが書かれている。全足利は敵味方なく愛されるチームなのである。市民球団として、市内の子供たちに野球教室を実施するなどしていることから、ファンの年齢層も厚い。
7月はぜひ、試合の行われる東京ドームへ。
応援に行けば、あなたも「熱狂」を味わえるはず。
※この記事に掲載されている情報は取材当時(2014/06/19)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。
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早川 雅裕
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