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え?飲む芋?カフェ「Green Beans」一番人気は焼いもジュース
足利市八幡町にある「Green Beans」は2012年2月14日にオープンし、今年5周年を迎えます。手作り感あふれる穏やかな佇まいの店先。笑顔で出迎えてくれるのはママの遠藤利佳さん。店内には、ボサノバ調のBGMが流れ、お客さまが時おり楽しそうな笑い声を響かせます。お店のメニューは付け合わせまで全てママの手作りだそうです。今回は、お店で1番人気の「焼いもジュース」についてお話を伺いました。
焼きいもジュースが誕生したきっかけ
もともと料理やお菓子作りが大好きでお店を開くのが長年の夢だった遠藤さん。以前、寿司屋だったこの場所に営業で長年出入りしていました。店をたたむ際に店主から「ここを借りてお店をやってみないか?」と、声を掛けられたのが開店のきっかけです。店の改装は娘さんと一緒に全て自分達で行ったそうです。今でこそ一番人気の焼きいもジュースですが、オープン当初はありませんでした。Facebook上で友人がミックスジュースにハマっており、焼き芋とフルーツを混ぜたジュースを投稿していました。焼き芋が大好きだった遠藤さんは、友人の投稿をきっかけに焼きいもジュースを作ることにしたそうです。
辿り着いた絶妙のブレンド
焼き芋と一緒にフルーツも入れてしまうと味がしつこくなってしまうため、試行錯誤を繰り返しました。フルーツは使わず、代わりに牛乳やアイスなどを入れた今のジュースにたどり着きました。ジュースの材料として使用しているのは、糖度の高い干し芋用のサツマイモをメインに、季節に応じた旬の品種をお店のオーブンで丁寧に焼きあげたもの。普通のサツマイモに比べ、焼きあがり後の粘度が高く黄味も強いそうです。「ジュースにした時に、ねっとりとしている方がクリーミーで美味しくなります。楽しみにしてくれているお客さまが多いので、売り切れにならないように、こまめに芋を焼くようにしているんですよ」と遠藤さんは話してくれました。
寒い季節にピッタリ!生まれたての1杯
寒くなり、多くの来店者が注文する温かい焼いもジュースですが、ホットが出来たのは昨年の11月。このジュースの大ファンだったお客さまから、ぜひホットでも飲みたいとの強い要望があり、半信半疑で作ってみたところ、お芋の甘みが増した美味しい仕上がりになったそうです。ホットを作る際には電子レンジは使わず鍋で温めるそうです。常連のお客さまの中には最初にアイスを頼み、食事を終えた後に、今度はデザートと一緒にホットを頼む方もいるそうです。「私1人でやっているお店なので、少しお待たせする時もありますが、ゆっくりしていってくださいね」と笑顔で話してくれました。(取材記事執筆:石川由貴、デスク:山田雅俊)
Green Beans 店舗情報
場所 | Green Beans 栃木県足利市八幡町735-12 |
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備考 | TEL:0284-43-8665 営業時間:11:30~15:00、18:00~21:00(L.O20:00)、土曜日のみ22:00まで(L.O21:00) 座席:15席、個室有り、貸し切り可(要相談) 全面禁煙可(個室禁煙) 定休:日曜日 駐車場:5台 Facebook:https://www.facebook.com/beans.green.1 |
※この記事に掲載されている情報は取材当時(2017/02/20)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。
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石川 由貴
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