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第31回東京国際映画祭 足利撮影作品『旅猫リポート』取材
今年で31回目を迎えた東京国際映画祭が、10月25日木曜に東京六本木ヒルズで開催されました。今年のアンバサダーである松岡茉優さんは、薄いピンク色のロングドレスで登場。思い思いの衣装で登場する俳優たちがレッドカーペットを彩り、集まった映画ファンを魅了しました。
今回あしかがのこと。が注目したのは、足利市(筑波小学校)でも撮影された『旅猫リポート』。『旅猫リポート』は特別招待作品として、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで上映され、上映後の舞台挨拶には福士蒼汰さんと猫のナナ、三木康一郎監督が登壇しました。
福士さんは本作の特別招待について「映画祭に出演作品が出品されるのは初めて。とても光栄ですし、たくさんの皆さんに見てもらえる機会でうれしい」と話しています。上映後の舞台挨拶とあって、場内を見渡しながら「皆さんの表情を見ると、いろんな感慨があるのかなと思う」としみじみ語りました。国際舞台でのお披露目に加えて、すでに7ヶ国での配給も決まったことについては「世界の皆さんにも伝わる普遍的な愛情が描かれている」。ナナを抱きながら「最近、ようやく仲良くなれた気がする」と微笑ましい場面もあった。
最後のレッドカーペットイベントにも参加した福士さんとナナ、三木監督。ちなみに、このイベントに動物が参加するのは初めてだったそう。三木監督が「一度ナナに自由に歩かせてみようか?」と提案した際には、福士さんがすかさず「やってみたいですけど!」と発言。レッドカーペットへの意気込みを尋ねられた福士さんは、しばらく考えたあとに「意気込み、あります! 一歩一歩貴重な時間を感じて歩きたいです」と答え、観客から大きな拍手を贈られていました。三木監督は「右手と右足が同時にでないように注意します」と答え、観客からは爆笑が起こり、舞台挨拶は終了した。
本作品は、有川浩の小説を映画化。主人公・悟がある事情から愛猫のナナを手放すことになり、新しい飼い主を見つけるためナナと旅をする様子を描くロードムービー。
※この記事に掲載されている情報は取材当時(2018/11/26)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。
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早川 雅裕
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