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20167/31

和菓子屋こだわりの自家製シロップ、三船屋のかき氷


足利市借宿町にある三船屋菓子店は、昭和22年創業の和洋菓子のお店です。和菓子屋では珍しく、店内の飲食スペースで出来立てのかき氷を味わうことができます。

かき氷が食べられる和菓子屋

場所は東武伊勢崎線 野州山辺駅近く、ヤオコー足利八幡店の東にある県道253号線を北に500メートルほど進んだところにあります。懐かしい雰囲気の店内に入ると、お煎餅や水あめ、自家製のアイスキャンディーをはじめ、あんみつ、あんこなど和菓子が販売されています。冬はたい焼き(9月下旬~6月末販売)が人気ですが、夏はかき氷が人気のメニューです。

かき氷ののぼりが目印

かき氷ののぼりが目印

かき氷は60年以上前から販売

お店を創業した先代は祖父の金井竹二(かない たけじ)さん。創業当初は、主に芋ようかん、ようかん、最中などのメニューが中心だったそう。昭和30年頃から、かき氷の販売を開始。現在は孫の真尾貴年(ましお たかとし)さんが、三代目として68年の歴史あるお店を守り続けています。気さくな店主とご家族で営む、和やかでアットホームな雰囲気のお店です。

こだわりの自家製シロップ

シロップはどれも厳選した素材を生かした自家製で、三船屋でしか食べられない味です。あんずシロップのあんずを長野から取り寄せていたり、レモンシロップはその都度レモンを絞って作るなど、随所にこだわりを感じます。和菓子屋ならではの、十勝産の小豆だけを使用して作られたあずきのかき氷は贅沢な一品です。

一番人気は抹茶。トッピングも自由自在

一番人気のかき氷は抹茶。京都や名古屋から取り寄せた宇治抹茶に蜜を加えたシロップが自慢です。さすが和菓子のプロの作る抹茶のかき氷は格別。ほろ苦く濃い深みのある抹茶は、一番人気なのも納得の味です。また、アイス、きなこ、ミルクのトッピングも自由にでき、自分の好きな組み合わせで注文することができます。その組み合わせは、実に20通り以上!自分好みのオリジナルの組み合わせを探してみる楽しみ方もあります。

店主の真尾さん

店主の真尾さん

一年中食べられる!テイクアウトもOK!

夏季限定でかき氷を販売しているお店が多いため、冬はかき氷を販売してないと思われがちですが、三船屋のかき氷は真冬でも食べることができます。12月~1月の間は、あらかじめ電話で予約しておくと準備してくれるそうです。店内だけでなく、テイクアウト用のかき氷も販売されているので、保冷バッグなどを準備しておけば、自宅でもお店の味を味わうことができます。

(取材・記事執筆 やまゆか)

店舗情報

三船屋菓子店
住所 〒326-0826 栃木県足利市借宿町316番地
TEL 0284-71-2080
営業時間:9:00~20:00
定休日:水曜日
駐車スペース有 6台(店の横3台、高架下3台)
かき氷(240円~500円)
アイスキャンディー(1本70円)
たい焼き(1個100円)


※この記事に掲載されている情報は取材当時(2016/07/31)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。

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