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映画「湯を沸かすほどの熱い愛」完成披露試写会舞台挨拶
昨年6月に足利市内で多くの撮影が行われた映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(10月29日公開)の完成披露試写会舞台挨拶が去る9月20日東京都千代田区のイイノホールで行われた。
この作品は銭湯を舞台に死にゆく母と、残される家族が紡ぎだす愛を描く内容。作品の舞台である銭湯の外観は足利市巴町にある「花乃湯」で撮影され、劇中では、足利市の見慣れた場所がロケ地として随所に散りばめられている。
舞台挨拶には宮沢りえさん、杉咲花さん、松坂桃李さん、篠原ゆき子さん、駿河太郎さん、伊東蒼さん、そして今回が商業映画初監督の中野量太監督が登場した。
宮沢りえさんから脅迫される中野監督
中野監督は、主演の宮沢に心から感謝し「面白い脚本を書けば、役者さんたちが集まってくれる」と声をつまらせながら手応えを語った。
「宮沢さんから撮影が終わった時に『脚本も芝居もいい。これで映画が面白くなかったら、監督燃やすからね』と言われたので、広めてもらわないと燃やされてしまう。生きながらえるためにも、よろしくお願いします」と暴露話を披露し、会場を爆笑させた。
本当の家族のような掛け合いをする出演陣
宮沢の娘役を演じた杉咲は「最初はご一緒させていただくことで光栄な思いと緊張がありました。でもインする前におかあちゃん(宮沢)が、『どれだけ時間がかかっても大丈夫だよ。気にしなくていいから』と言ってくれて、必要以上の緊張感が排除され、いまでもおかあちゃんと言っているんですが、本当にお世話になりました」と宮沢に感謝の言葉を伝えた。
宮沢は杉咲に対して母親のような優しい目線を向けて、「すごく器用じゃないので、NHKの朝ドラとか大丈夫かなと。ちゃんと自分のやりたいことやれているかなと心配しました」と話す。
共演の松坂はそんな2人のやりとりを見て「何ともいえないほっこり感をもらった」と笑顔を見せた。
映画「湯を沸かすほどの熱い愛」は、10月29日(土)より足利市大月町にあるユナイテッド・シネマ アシコタウンあしかがでも上映されます。
(C) 2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
映画「湯を沸かすほどの熱い愛」足利ロケ地マップ
映画「湯を沸かすほどの熱い愛」予告編
※この記事に掲載されている情報は取材当時(2016/10/19)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。
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早川 雅裕
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