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大人だけでも楽しめる子育て支援施設「しゃんしゃん広場」
足利市田中町にある認定こども園足利しらゆり幼稚園学童棟3階に、子育て支援拠点「しゃんしゃん広場」があります。「しゃんしゃん広場」は「あしかが子育て応援ネット」の運営する施設で、2007年6月18日にスタート。今年で10年を迎えました。
親だけでも親子でも楽しめる場所
「しゃんしゃん広場」には、親子で参加する講座、お母さんが1人で参加できる講座、もちろんお母さんでなくても女性なら誰でも参加できる講座「しゃんしゃんクラブ」があります。1人で参加すること、子どもと訪れ、託児を利用して参加することもできます。子どもが入園したあとも、スタッフとのおしゃべりや、講座に参加するためにお母さん1人でしゃんしゃん広場を訪れるそう。年間約50人が1人で参加しています。
子どもと一緒にピアノを楽しみたくて!
須永紗弥加さんは、「しゃんしゃんクラブ」利用するうちのひとり。「子どもがピアノを習い始めたのですが、子どもの頃に自分もピアノを習っていたとはいえ、連弾の練習に付き合うのは難しい。それで『ママのためのピアノ教室(託児付)』を受講し始めました。ほかにも、エクササイズや手作り講座、リラクゼーションに参加しています。講座の時間以外にも、ここでスタッフの方や知り合いの方と話すのが楽しみです。いい気分転換になります」と須永さん。
お母さんのリフレッシュ
「くびれビクス」に参加していた木山寛子さんも、赤ちゃんを家族に預けて1人で「しゃんしゃん広場」を訪れます。もともとは赤ちゃんと一緒に広場へ参加。そこで1人で参加できる講座を知り、受講するようになったと言います。「講座を楽しんだあとは、お友達とおしゃべりするのが楽しみ。子育ての合間の息抜きになるし、子育ての悩みを相談できたり、いろんな方とお話したりして刺激をもらえるのが楽しい」と木山さん。現在はくびれビクスに参加されていますが、他の講座にも興味があるそう。
しゃんしゃん広場をはじめたきっかけ
現在「しゃんしゃん広場」は、市の委託を受けて運営されていますが、民間の団体としてスタートしました。創設スタッフの市野沢美穂さん、磯川桂子さん、岡島敦子さんは、もともとは子育て情報紙を作っていた仲間。取材するなかで、自分たちのニーズを満たす施設が少ない現状を知り、自分たちでやってみようと奮起。「話し始めのお子さんでも、行きたい意思を親御さんに伝えられるように、幼児が発音しやすい音を探しました。部屋を借りているしらゆり幼稚園さんの外壁に太陽の絵が描かれていて、sun(さん)。お子さんが言いやすいように、しゃんしゃんとなりました」と施設名の命名者である磯川さん。
妊婦さんにも参加してほしい!
「しゃんしゃん広場」は、子育て中の保護者向けの施設ですが、マタニティフォトや、妊婦さんのための講座も開催。また、妊婦さんを応援する無料のメールマガジンを配信しています。「産後すぐに参加できるような講座もやりたい。出産した後、2週間から1ヶ月がしんどい時。でも、1人で我慢して過ごしてしまう。その時期をどう過ごすかで、その後の育児にも影響を与えてしまうこともある。妊娠中にしゃんしゃんを知って頂くことで、産後間もない大事な時期のケアにつながりやすくなると思う」と岡島さんは話します。
場所 | しゃんしゃん広場 栃木県足利市田中町943-11 しらゆり幼稚園 学童棟3階 |
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備考 |
<あそびの広場>
<しゃんしゃんクラブ>
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※この記事に掲載されている情報は取材当時(2017/10/16)のものです。お気づきの点があれば、「あしかがのこと。」編集部へお問い合わせください。
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kitabayashi
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